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ジョーゼフ・キャンベルが言うには、愛ある結婚は冒険である。―ジョーゼフ・キャンベル対話集

ジョーゼフ・キャンベルが言うには、愛ある結婚は冒険である。―ジョーゼフ・キャンベル対話集

ジョーゼフ キャンベル

ジョーゼフ・キャンベルが言うには、愛ある結婚は冒険である。―ジョーゼフ・キャンベル対話集

定価: ¥ 1,890

販売価格: ¥ 1,890

人気ランキング: 107612位

おすすめ度:

発売日: 1997-05

発売元: 築地書館

発送可能時期: 通常3?5週間以内に発送



できれば原語版を。
ジョーセフ キャンベルの作品はいつも原語版で読むのですが、日本語版で読むとどうしても彼の持つ「オーラ」や「エネルギー」が偏って感じてしまいました。

ただ、彼の伝えようとする「人」としての生き方、考え方、自然との接し方を考え直すところから「我」と「他」のつながりについて深く考えさせてくれる1冊であることにかわりありません。

英語が苦手なかたは、ぜひ翻訳版で。

ジョージ・ルーカスも参考にしたキャンベル神話学への格好の手がかり
 タイトルだけ見ると、結婚や恋愛がらみの「その手」の本かと思いますが、多分、その期待は裏切られます。「善」と「悪」という概念や、その両者に共通して流れる「生命」ということについて、対談形式で分かりやすく説かれています。スターウォーズのヨーダを師と仰ぐような方(結構いますよね)は必読の書です。
 ジョージ・ルーカスも参考にしたというジョーゼフ・キャンベルは、世界中の神話を研究して、そこに奇妙なほど「善」と「悪」の構図に類似性があることに気づきました。更に研究を進めていくうちに、地域特性に関係なく、優れた神話は「生命」についてのメッセージを、驚くほどの同一性を持って語っていることを発見しました。
 北欧神話やケルト神話、ギリシャ神話は言うに及ばず、イザナギ・イザナミに代表される日本神道の神話でも、読んでみると結構、話の筋がメチャクチャで、誰でも簡単に殺すし、死んだりしてて、かなり、支離滅裂で理不尽な内容だったりします。
 でも、その神々や英雄の言動は、「神」という意匠をまとっているだけで、実際は「生命」の躍動、と捉えることで、明確なメッセージが浮き出てくる、というのが、キャンベルの語っているメッセージだと感じました。この本に出会い、それからキャンベルの研究内容の集大成の論文(「千の顔を持つ英雄」)を読んで、非常に豊かな生命観をもらったと思っていますが、そんなキャンベル神話学へのとっかかりとして、本書はオススメできます。

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