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結婚失格

結婚失格

枡野 浩一

結婚失格

定価: ¥ 1,365

販売価格: ¥ 1,365

人気ランキング: 158048位

おすすめ度:

発売日: 2006-10-31

発売元: 講談社

発送可能時期: 通常24時間以内に発送



わけもなく家出したくてたまらない一人暮らしの部屋にいるのに
枡野浩一はいつだって曲がったことが嫌いで「正しさ」を主張している人だと思う。

多彩なレトリックを駆使して、軽妙に書いていてもそうだ。

本書でも妻である南Q太さんの嘘や理不尽な離婚要求に対して、

みずからの「正しさ」を主張し、闘う。

しかし彼が「正しさ」を立証すればするほど妻は感情的になり、二人の溝と対立は深く強くなっていってしまう。

そして彼は、

正しさの中にいるからあなたにはここから先は理解できない

という心境に至り、苦しむ。

「正しさ」は彼自身だけでなく、妻の方にもあることが分かってくるからだ。

そして離婚をめぐる事態は、一応収束に向かっていくのだが・・・という話。



本書は「書評小説」と銘打たれていて、

枡野さんは変化球を投げたかったようだが、

どうしようもないぐらいストレートになっている。

いつもの芸達者な彼らしくない一冊だ。

巻末の穂村弘さんのエッセイでは、

枡野さんが少々変わり者であることが指摘されていて、

小説全体を相対化する役割を果たしている。



(あと、内田かずひろさんの挿画がすごくいい。

あじわいがありますよ。)



はじめて読む感じ。
枡野さんが、南Q太の元だんなさんという予備知識なく読んだせいか、

文章のひとつひとつに、いちいち驚いてしまった。



離婚できて良かったですね、という感じですしたが、

本の中でこれはリアルな感想なのかもしれませんが、

銀色夏生さんの元だんな(イカチン)の気持ちが分かると

書いてあったことが収穫でした。



(個人的に銀色さんのファンでイカチンてどんな人なんだろ?。

と思っていたので。きっと枡野さんみたいなタイプなのかと

わかったことが収穫。)



でも、こういう男女の気持ちの差って結構あって、

女性が相手に対してダメだと思うとひたすら離れようとするから

こういう不幸な形で終わってしまうのかと、

軽い気持ちで読んだのに、読後感がかなり重たくなってしまいました。







南Q太のファンなので

そのつながりで、何となく買ってみました。



「何も言わない」、「言い訳しない」とかいうことが

かっこよくてセンスがあるとされている“クールな”世の中で、

私もそういう感じで行こうと思っているところがあります。

そんな中であえて「言っちゃてる」著者にはある意味、

“男らしさ”を感じてしまいました。恐らく著者も、

「かっこ良いこと」と「かっこ悪いこと」をセンス良く分別

出来る人だと思いますが(南Q太が結婚したぐらいの人ですから)、

そういう人があえて「言っちゃてる」ところが凄いと思った。



そして著者と同じように、昔からのファンとして、私も最近の南Q太が心配。

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